マーケティングとは、経営そのもの
ギックスでは「ギックスの本棚」と称して、コンサルタントが、ユルい本からカタい本まで、様々な書籍をご紹介することで「コンサルタントの視点」「コンサルタントの考え方」そして「コンサルタントの読書術」をお伝えしています。
それらの書籍紹介の中から、お正月休みに「手に取ってみていただきたい本」をピックアップしてご紹介していきます。気になる本がありましたら、実際に読んでみていただければと思います。
「マーケティング」を学ぶための書籍紹介
さて、多くの方は明日からお仕事ですよね。お正月休みの最終日、ギックスが2014年にご紹介してきた「マーケティング本」をピックアップして、「正月休みの読書」シリーズも完結とさせていただきます。
尚、読書については、いろいろな考え方があると思うのですが、戦略コンサルタントは「1日1冊読め」と言われたりします(詳しくはコチラ)。それで鍛えられたせいもあるのでしょうが、実際のところ、読書は”蓄積”だと僕は思います。1冊1冊、着実に積み上げることで、1年後には大きな違いになります。今年という新たな1年を、読書に勤しむ1年にしてみてはいかがですか?
猿の部長
小説仕立てでビジネスを学ぶシリーズ、会計天国、戦略課長に続く第三作「猿の部長」。軽く読めますので、マーケティングの「マ」の字からサラッと知りたい方にはお勧めです。
GROW 本当のブランド理念について語ろう
続いては、マーケティング論の中で、避けては通れない「ブランド」論の一冊。P&Gの元グローバル・マーケティング責任者、ジム・ステンゲル氏の著作です。ブランドとは何かを、自分の頭でしっかり考えるために、一読の価値があると思います。
Think Like a Publisher
最近はやり(だと勝手に思っている)コンテンツマーケティングのお話です。実際に、いまご覧いただいているこの「ギックスのwebサイト」そのものが、コンテンツマーケティングを実践しているわけですが、実際にやってみて「マヂ大変」というのが正直なところです。そんな大変さを何とか乗り越えた(正確には、乗り越えたつもりで日々死にかけている)僕たちにとって、本書の内容は非常に示唆に富んでいるなと感じます。コンテンツマーケティングをやってみたい、というようなことを思いついちゃった人は、取り組む前に、本書を流し読みしておくことをオススメします。
⇒Think Like a Publisher ~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意
戦略PRの本質
マーケティングにおいて、「コミュニケーション」が非常に重要です。それを「マーケティング・コミュニケーション」と位置付けた際に、隣に「コーポレート・コミュニケーション」があるべきだ、というのが本書の主題です。個人的には、どちらも「マーケティング」という大きな傘の下に入れておけばいいんじゃないかと思いますが、いずれにしても、「マーケの人」が「PRを理解する」ことが非常に重要なのは間違いないことです。というわけで、マーケを語るなら、PRについても最低限の知識を持っておきましょう。
リッスン・ファースト
なんだか、人口に膾炙しすぎて、当たり前のようになっている「ソーシャルリスニング」ですが、その本質を把握するためには、この本を一度は読んでおくべきだと思います。実は「入門書」と呼ぶには、内容が多岐にわたりすぎている気がするのですが、他にイケてる入門書があるわけでもないので、ソーシャルリスニングやるならコレを読むしかないかなと。
高千穂
「高千穂 零(れい)」という焼酎のストーリーブックを紹介しました。こういうストーリーブックをしっかりつくることば、ブランドストーリー構築に非常に重要だなと感じた一冊です。また、「高千穂 零」の飲酒レポートもつけてみました。