理系出身者が多く在籍しているギックス。Design&Science(D&S) Divisionでは、データを扱う業務は未経験でも、体系的に学べる育成プログラムを提供することで、短期間で成果を出せるスキルを身につける環境が整っています。
今回、話を聞いたのは「D&S Division」に所属するデータアナリストの松田と斎藤。東京オフィスで勤務する斎藤はまだ入社してから間もなく、そのメンターを務めるのが大阪オフィスで勤務する松田です。なぜ2人がギックスへの入社を決めたのか、未経験でもすぐに成長できるようどのような研修が行われているのか話を聞きました。
「人」に惹かれてギックスへの入社を決めた2人
ーまずは松田さんがギックスに入社するまでの経歴を聞かせて下さい。
松田:私は大学で数学を専攻していて、就職活動では数学の本を作りたくて出版社を第一志望にしていました。しかし、出版業界の間口は狭く、新卒で入社したのはBIツールを開発しているソフトウェア企業。時にはお客様のデータも使わせていただきながら、BIツールを使った業務改善を提案する仕事をしていました。
東京で就職した半年後に大阪に転勤することになり、その後も大阪で勤務したかったため2度目の人事異動の辞令が出たタイミングで、別のソフトウェア企業に転職することに。急な転職だったため、2社目に入社してから改めて自分のやりたいことを考え直し、再び転職活動を始めました。
その時に見つけたのがギックスです。理系出身者を歓迎していて、データ分析の未経験者でも活躍できる研修制度が整っていることに惹かれました。何より入社の決め手となったのは、働いている方たちの熱量。誰に会っても、全員が仕事へのモチベーションが高く「ここなら学べることが多いだろうな」と思い入社を決めました。
松田 美月(まつだ・みづき)Data-Informed 事業本部 / Design & Science Div.所属 法人向けソフトウェアメーカーの営業職を経て2019年に当社に入社。 |
ー斎藤さんの経歴も聞かせてください。
斎藤:私は大学院でクラゲの研究をしていました。クラゲを飼って交配させる、研究員のような仕事です。研究は楽しくて続けていきたかったのですが、この世界で生き抜いていく難しさを感じ社会に出る道を選びました。
これからの時代に必要となるであろうITの知識を身につけるため、入社したのはソフトウェアのテストをするベンチャー企業。テストエンジニアとして入社しましたが、途中からは組織づくりに関わる仕事もしていました。
その後はいくつかの会社で働き、人工知能の会社に事務として入社します。そして当時、エンジニアである夫の影響でプログラミングに興味を持ち、データサイエンティストを目指し始めました。転職活動をしている時に見つけたのがギックスで、2021年9月に入社しました。
斎藤 愛子(さいとう・あいこ)Data-Informed 事業本部 / Design & Science Div.所属 IT企業など複数社を経て、2021年に当社に入社。 |
ギックスへの入社を決めたのは、松田さん同様「人」です。何社か面接を進めている中で、面接官の印象がよく、採用活動にも手間暇をかけているのが伝わりました。また、Webサイトを見るとメンバー自身がブログを書いていて、自発的に情報発信している姿に「仕事に前向きな方が多いんだな」と思ったのも入社を決めた大きな要因の一つです。
充実した研修内容とおせっかいなメンバーたちが、新入社員の成長をサポート
ー斎藤さんはコロナ禍での入社でしたが、不安などはありませんでしたか?
斎藤:不安は特にありませんでした。前職でもフルリモートで働いていましたし、会社が安心して働ける環境づくりをしてくれているので何も不安なく働けています。Slackでのコミュニケーションやミーティング中も、何でも聞ける雰囲気があり、未経験でも安心して働けますね。
今はまだ松田さんにメンターをしてもらっているのですが、驚くほど教育内容が充実しています。複数社を経験し、人事業務を担当したこともありますが、こんなに人材育成に力を入れている会社は他に見たことがありません。松田さんとは所属するオフィスが東京・大阪と離れていますが、不便さを感じたことはないですね。
ー松田さんが入社した時の教育内容についても聞かせて下さい。
松田:私が入社した当時も、今と変わらず教育内容は充実していました。入社前にSQLの入門書を渡されて読み、入社してからは実力を測るテストをして、その結果で研修内容が調整されます。
研修はオリジナルの教材を使って3週間から1ヶ月かけて学びます。研修期間が決まっているわけでなく、自分のペースでしっかり技術を身に着け、テストに合格したらプロジェクトに配属される流れとなっています。
ーこれから入社する方のメンターも松田さんが担当するのでしょうか?
松田:いえ、メンターは時期に応じて持ち回りで交代しながら務めています。もちろん、中には教育が得意な人も不得意な人もいるかもしれませんが、一度メンターを務めることで教育のスキルは身につきますし、その経験は日々の業務でも生かされています。もしメンターにやりがいを感じた場合は、より主体的に教育に関わることもできます。
また、教わる・教えるといった双方の経験を経ることで研修内容が常にアップデートされ、新しく入社した方へより良い教育を提供できるようになっています。
ー他にもメンターを体験してみて、プラスになっていることがあれば教えて下さい。
松田:教える立場の視点が分かったことです。自分が教育を受ける立場だった時は「こんなことを聞いていいのかな」と不安になることも少なくありませんでした。しかし、教える立場になってみたら、どんなことでも質問してもらいたいですし、些細なことでも助けたいと思うんですね。
実際にSlackでSOSを出すと、みんなが返信をくれるんです。「助けたい、力になりたい」っていう気持ちがにじみ出ていますし、好奇心旺盛な方が多いので、どんな話でも聞いてくれます。その話しやすい雰囲気に本当に助けられてきました。
私は教える立場であると同時に、今もまだ学ぶ立場でもあります。教える側の気持ちが分かったことで、先輩たちにも気後れせずに相談できるようになりました。
「自ら考えチームで動ける人」ギックスの組織にマッチする人物像とは
ー「データ分析」は非常に専門的なスキルに思えますが、未経験でも本当に活躍できるのでしょうか?
斎藤:もちろん学ばなければいけないことはたくさんあるのですが、入社時に言われた「数字アレルギーがなければ大丈夫」という言葉が印象的でした。
「数字アレルギー」というのは、例えば営業職の方であれば過去の営業成績をもとに行動やアプローチを変える、といった「数字やデータをもとに、論理的に試行錯誤する業務への苦手意識」を指しているそうです。私の場合は、数字をもとに実験を繰り返す大学院の研究員の業務が好きだったこともあり、ギックスのデータ分析業務にも同様の面白さがあると感じています。
また、データ分析の業務は1人で突き詰めるイメージを持たれがちですが、ギックスではチーム戦であるところも特徴です。自己のスキルを高めるだけでなく、メンバーと協力し、一緒に走れる人にとっては最適な環境です。
ーチームはどのように決められるのでしょうか?
松田:基本的にはプロジェクトごとにアサインされます。D&S Divisionのメンバーだけで動くことも、Technology Divisionに所属するエンジニアと一緒に動くこともあります。私たちはデータの分析やコンサルティングを担当し、エンジニアがその仕組みづくりをするという役割分担ですね。
プロジェクトごとにチーム編成も変わるので、各所でチームワークを発揮するスキルも求められます。
ーチームで働く面白さを教えて下さい。
松田:みんなでトライ&エラーを繰り返し、ゴールに向かって議論できることです。データアナリストの仕事は一人で仮説を立てることもできますが、チームで議論しながら進めることで楽しさも仕事の質も倍になります。
みんなで議論する時間を楽しめる方なら、私たちの仕事に向いているのではないでしょうか。
ー他にギックスに向いている人の特徴はありますか?
斎藤:学ぶことが好きな方はギックスに向いていると思います。私たちの仕事は学ばなければならないことがたくさんあって、一つを学ぶとその先にまた学ばなければいけないことが出てきます。それを苦と捉えるのではなく、楽しいと思って取り組める方は仕事も楽しめるはずです。
エンジニアが新しい技術を貪欲に学ぶように、私たちも常に自分をアップデートしなければいけません。それを「仕事だから」ではなく、自発的に行える方がギックスには多いです。
松田:好奇心旺盛さも特徴です。先ほども言ったように、ギックスは好奇心旺盛な方が多く、それは仕事に限ったことではありません。趣味や興味のあることについてもアンテナを張っていて、そこで得た知見が意外にも仕事に活きることが多いんです。
日々の生活で得たインサイトから、仕事のアイデアを出す方も多くて、様々なことにアンテナを張る重要性を感じています。日々の生活でも考えるのが好きで、視野が広い方ならギックスで活躍できると思いますね。
ー最後に、お二人の今後の目標を聞かせて下さい。
斎藤:私の目標は、まずは独り立ちすること。今は研修が終わって1つ目のプロジェクトにアサインされたばかりです。まだ先輩たちに教えてもらいながら仕事を進めている状態なので、一刻も早く自分で仕事をこなせるようになりたいですね
松田:私は自分のキャリアの可能性を広げていくのが目標です。現在、D&S Divisionの他に、自社サービスの「マイグル」というサービスにも携わっているのですが、それも自ら手を挙げてプロジェクトに入りました。
ギックスでは自分で手を挙げれば任せてもらえますし、日ごろから自分の歩みたいキャリアを上司に伝えておくことで、アサインを検討・相談・調整させてもらえる環境があります。これからも積極的に手を挙げて、自分のキャリアを広げていきたいです。
※本記事はインタビューを実施した2021年11月の情報を元に構成しています。