本社を建てると企業は衰退に向かうのか|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】
問題は金額ではなく、マインドセットにある。 日本経済新聞の2017/6/2の「世界の株、時価総額最高 IT勢にマネー流入」という記事に、10年前と現在の時価総額世界トップ10の表が出ています。それを見ると、10年前のトップ10で今もリスト...
問題は金額ではなく、マインドセットにある。 日本経済新聞の2017/6/2の「世界の株、時価総額最高 IT勢にマネー流入」という記事に、10年前と現在の時価総額世界トップ10の表が出ています。それを見ると、10年前のトップ10で今もリスト...
ビジネスで成功する確率を高める企業文化 ビジョン、社訓を掲げる企業は沢山あります。そこには、顧客第一主義、ものつくりの精神、事業を通じての社会貢献、そういった美しい言葉が並んでいます。その一方で企業風土あるいは企業のDNAという言葉もあり...
官僚の天下りを進化生物学で考える 官僚組織を企業に例えると、その事業目的は天下り先を増やすことであり、省庁の任務は企業にとっての社会貢献程度の意味しかない。こう言い切ってしまうと、いくらなんでも極論だと言われるかもしれません。特に身を粉に...
核家族の失敗 戦前の社会制度は家が基本でした。家父長の権限は大きく、結婚を自分の意志で決めるのは不道徳とさえ考えられていました。家の存続は義務であり、娘しかいない家は婿養子を取って家を存続させることを求められました。家制度からの自由は、戦...
都会に生き、都会に死ぬということ 私の住まいは港区の麻布にある築30年以上もたつ古いマンションです。建物は古くなり、人は老いていきます。そして人はいつか死を迎えます。 *** 朝8時頃、いきなり玄関のブザーが鳴ったので、少しい...
15年ぶりの中国訪問で思うこと 上海を訪ねてきました。上海には8万人の日本人が在住しており、日本以外では世界最大の日本人都市です。今さら私が、目を見張る上海の発展ぶりや、いたる所で続いている建設工事を見て不動産バブルの崩壊の危険の報告をす...
平らなレベルで国際人としてコミュニケーションを取るということ ドイツ作家協会会長をつとめたこともあるエルヴィン・ヴィッケルトは1915年にドイツで生まれた歴史小説家です。彼は第二次世界大戦前中国、日本の各地で訪ね歩き、極東の専門家として終...
採用基準の同一性 〜内定をもらう学生は何社も内定をもらい、内定をもらえない学生は何社受けても内定をもらえない 学生: まず、御社が私を採用したいとお考えになった理由をお聞かせください。 面接官: あなた様のエントリーシートを拝見する...
泣くこととストレス解消に相関はあるか? 男性より女性がよく泣くというのは一般的な事実でしょう。涙は女の武器とも言いますが、女性に泣かれて閉口した経験をもつ男性も多いと思います。しかし、女性が男性より沢山泣くのはなぜなのでしょうか。女性が男...
人口が減り続けるというのは「既に起きた未来」である 地方自治体の衰退が問題になっています。日本創成会議(増田元岩手県知事を座長とする有識者会議)が昨年、2014年に発表した推定結果では、2040年は896の自治体、日本にある1800の自治...