Others 2014.08.28 09:08 直観の方が論理より正しい答えを導くこともある?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 ウェイソンテスト 前回の「最後通牒ゲーム」は人間が感情に支配されてで合理的とは言えない行動を取ることを示していました。これは、「人間は合理的に利益の最大化を目指す」という経済学の一般的な前提が間違っているという行動経済学にもつながっていき...
Others 2014.10.30 09:07 未来の人類 前編|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 脅威の大発見 21世紀に入って間もない2004年10月、サイエンスと並んでもっとも権威のある科学雑誌のネイチャーが、人類進化の歴史観を一変させるような、驚くべき論文を掲載しました。「A new small-bodied hominin f...
Others 2014.11.06 09:04 未来の人類 後編|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 隣のミュータント ミュータントとは突然変異という意味ですが、SF小説などでは主に突然変異により現れる新しい人類を指します。SFで描かれるミュータントは超能力を持っていて、人類と対決したり人類を助けたりするストーリーが多く、超能力を持つこと...
Others 2014.12.18 09:09 イスラエル人の視点から見た日本の安全保障|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 日本人の安全保障に関する常識はイスラエル人のそれとは大分異なる 改めて手元の記録を見ると1996年、今から20年近く前になりますが、勤めていた外資系企業で、同じ会社のイスラエル人とチームで仕事をしたことがあります。場所はアメリカ。イスラエ...
Others 2015.03.26 09:17 ネオテニーの日本人|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 多様性を保ったまま大人になる アメリカのバーでアルコールを注文すると、年齢を証明するIDカードの提示を求められることがあります。外国人はパスポートとか国際免許証を見せればよいのですが、うっかり忘れるとアルコールを飲めないこともあります。日...
Others 2015.05.28 09:08 ムーアの法則が終わる時|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 ムーアの法則が50年間も続いたことは産業史上というより、人類史上稀有の出来事 ムーアの法則は「半導体集積回路(ICチップ)の密度は毎年2倍になる」というものです。1965年インテル社の会長になったゴードン・ムーアが発表しました。ここでは単...
Others 2015.06.11 08:59 アリゾナ記念館を訪ねて|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 冷静で客観的な目を持つことの必要性 アリゾナ記念館は、ハワイのオアフ島にある真珠湾の真ん中、フォード島という湾内の小さな島のそばに浮かぶ白色の慰霊碑です。海上の横長の建物の下には、記念館と直角に交差して巨大な戦艦アリゾナが浅い真珠湾の海底...
Others 2015.07.09 09:00 地方再生はゼロサムゲーム?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 人口が減り続けるというのは「既に起きた未来」である 地方自治体の衰退が問題になっています。日本創成会議(増田元岩手県知事を座長とする有識者会議)が昨年、2014年に発表した推定結果では、2040年は896の自治体、日本にある1800の自治...
Others 2015.07.16 09:06 男ももっと泣いてみたら?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 泣くこととストレス解消に相関はあるか? 男性より女性がよく泣くというのは一般的な事実でしょう。涙は女の武器とも言いますが、女性に泣かれて閉口した経験をもつ男性も多いと思います。しかし、女性が男性より沢山泣くのはなぜなのでしょうか。女性が男...
Others 2015.08.14 09:08 ヴィッケルトと白洲次郎|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 平らなレベルで国際人としてコミュニケーションを取るということ ドイツ作家協会会長をつとめたこともあるエルヴィン・ヴィッケルトは1915年にドイツで生まれた歴史小説家です。彼は第二次世界大戦前中国、日本の各地で訪ね歩き、極東の専門家として終...