Others 2014.10.02 11:23 なぜめだかは群れるのか?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 利己的遺伝子と囚人のジレンマ 池の中でメダカの群れを見ると驚くほど整然と統制のとれた泳ぎ方をしています。何十匹、何百匹のメダカがまとまって泳ぎ、時々一斉に方向を変えるのを見ると、群れを指導するよほど優れたリーダーがいるのではないかと思えて...
Others 2014.10.16 09:13 心の知能指数を計ることはできるのか?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 EQ(Emotional Quotation)を考える IQ (Intelligent Quotation) に対してEQ (Emotional Quotation)という言葉が使われるようになったのはアメリカの心理学者のダニエル・ゴール...
Others 2014.11.13 09:00 もし誰も嘘をつけなかったら|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 「レモン市場:品質の不確実性と市場のメカニズム」を日常生活から考察する 人は嘘をつきます。インチキな商品を売るため、浮気を隠すため、罪を逃れるため、理由は様々ですが、「嘘は悪いこと」という共通理解があるのに、多くの人は実に頻繁に嘘をつきま...
Others 2015.01.15 08:57 正規分布を考える 前編|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 正規分布は万能なわけではない 偏差値は受験を経験した人は嫌と言うほど付き合わされた言葉です。大学は偏差値でランク付けされ、受験者は自分の偏差値との差に悩みます。しかし「偏差値とは何か」と聞かれてきちんと答えられる人はそれほど多くはないかも...
Others 2015.04.02 08:48 ミームから見たネオテニー文化論|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 変化へ適応する為に、高まる文化的ネオテニー度 ミームという言葉にはなじみがない人が多いでしょう。ミームとは、リチャード・ドーキンスが1976年に著した「利己的な遺伝子」の中で、生物の形質を伝える遺伝子と同様に人々が文化を伝える情報の単位に...
Others 2015.04.09 08:36 平等幻想がスクールカーストを生む|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 本能と理想のギャップ及びそれを埋めるもの スクールカーストは学級あるいは学校内での生徒の序列関係を示す言葉です。スクールカーストが話題になり始めたのは、ここ10年足らずのことで現象的には新しいものと考えられています。スクールカーストが言わ...
Others 2015.04.30 09:05 メビウスの輪|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 裏表がなくなる性質を生かしたアイデア発想は可能か? 長い長方形の形をしたテープの両端を貼り合わせると輪になりますが、その時テープを半回転、180度分ねじって表側と裏側を貼り付ける、輪は表と裏がなくなってしまいます。これは、18世紀に発見し...
Others 2015.06.25 09:02 ビッグクエスションズ宇宙|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 結局は科学的な分析を追及することが宇宙を理解するということ 「ビッグクエスションズ宇宙」は、数学、物理、哲学などをテーマにしたビッグクエスションズシリーズの一つです。本書はビッグクエスションズの言葉通り、「宇宙はどれくらい大きいのか」、「...
Others 2015.08.06 09:03 就職面接官を面接すると|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 採用基準の同一性 〜内定をもらう学生は何社も内定をもらい、内定をもらえない学生は何社受けても内定をもらえない 学生: まず、御社が私を採用したいとお考えになった理由をお聞かせください。 面接官: あなた様のエントリーシートを拝見する...
Others 2016.02.25 09:02 核家族から家族法人へ|馬場正博の「ご隠居の視点」 核家族の失敗 戦前の社会制度は家が基本でした。家父長の権限は大きく、結婚を自分の意志で決めるのは不道徳とさえ考えられていました。家の存続は義務であり、娘しかいない家は婿養子を取って家を存続させることを求められました。家制度からの自由は、戦...