Others 2014.06.26 09:04 人間が煩悩を断ち切るとマーケッターが失業する?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 どうせ、あのぶどうはすっぱいさ 【本記事は、馬場正博氏にご寄稿頂きました】 ご存知のイソップ物語「キツネとブドウ」のキツネの捨て台詞です。森の中でキツネはうまそうなブドウがなっているのを見つけます。何とかして取ろうとするのですが、高...
Others 2014.09.11 09:02 救急車はなぜタダなのか?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 公共財の利用をゲームの理論で考える 救急車の出動回数の増加が止まりません。救急車の出動回数は東京だけをみても、ここ5年で2割ほども増加しています。高齢化の進展はあるとしても、それだけでは5年前と比べ救急車を呼ぶ必要が、2割も増えるというの...
Others 2014.10.23 08:58 お金を払っても治してくれる医者がいない時代がやってくる?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 医療訴訟が招く医療崩壊 日本は世界で最も長い平均寿命を誇り、GDPに占める医療費の割合は先進諸国で最低の部類です。数字を見れば日本の医療制度は非常に成功していると言えます。しかし、そう思える日本人は次第に少なくなってきています。 医...
Others 2015.02.12 09:17 人工知能への長い道(2)|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 チューリングテスト 家政婦が部屋の中に入った時、男はベッドの上でもう冷たくなっていました。ベッドの側にはかじりかけのリンゴが一つ。部屋には後で青酸カリが胃酸と反応したものだと判明する少し甘酸っぱい臭いが漂っていました。1954年、イギリス...
Others 2015.02.19 08:48 人工知能への長い道(3)|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 グーグルカーは走るのか? 今、グーグルは無人走行車の開発プロジェクトを進めています。人工知能の技術を用いて自動車を自動走行させ、人間のミスによって起きる交通事故を根絶するというのは、グーグルの掲げる理想です。無人走行車は交通事故を無くすだ...
Others 2015.03.05 08:45 複雑系から見る人工知能の可能性|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 なぜ人間と同じような知性、創造性を持った人工知能ができないかを考える 人工知能の話は前回の「AIは人間を滅ぼすターミネーターとなり得るのか?」でひとまず終わりにするつもりだったのですが、なぜ”本物”の人工知能、人間と同じような知性、創造性...
Others 2015.02.09 09:03 神という名のイノベーション|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 人間が巨大集団を維持するために作った一つの概念上の存在 「イスラム国」(以下ISIL)のショッキングな人質事件がありました。人質を取り、その斬首の映像をネットで流すというISILの行動は過激というより狂気を感じさせるものです。ISILは...
Others 2015.04.23 09:07 マクドナルドは再生できるのか|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 マクドナルドのハンバーガーの味を懐かしく思い出す時代がくるか? マクドナルドが不調です。日本マクドナルドの2014年12月の決算は前年比で11.5%のマイナス、営業利益、純利益とも赤字転落というのは好不況の波に影響を受けにくい「食べ物屋」...
Others 2015.06.11 08:59 アリゾナ記念館を訪ねて|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 冷静で客観的な目を持つことの必要性 アリゾナ記念館は、ハワイのオアフ島にある真珠湾の真ん中、フォード島という湾内の小さな島のそばに浮かぶ白色の慰霊碑です。海上の横長の建物の下には、記念館と直角に交差して巨大な戦艦アリゾナが浅い真珠湾の海底...
Others 2015.08.14 09:08 ヴィッケルトと白洲次郎|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 平らなレベルで国際人としてコミュニケーションを取るということ ドイツ作家協会会長をつとめたこともあるエルヴィン・ヴィッケルトは1915年にドイツで生まれた歴史小説家です。彼は第二次世界大戦前中国、日本の各地で訪ね歩き、極東の専門家として終...