Others 2014.09.04 09:07 頻度確率による論理的な判断は一流の数学者でも間違えることがある?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 モンティホール問題 前回の「ウェイソンテスト」は直観の方が論理より正しい答えを速く導き出すというちょっと不思議な例でした。しかし、直観より論理の方が、より正しい答えを出すというのは一般的には事実です。問題はダニエル・カーニマンが「ファスト...
Others 2014.12.04 08:53 チキンゲームの戦い方 前編|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 相手が勝負から降りる状況を作り出す チキンゲームとは正面に向き合った二台の車を疾走させて、先にハンドルを切った方を「チキン(英語で臆病者の意)」と嘲るというゲームです。恐ろしく危険で愚かしいゲームですが、元はと言えばアメリカの若者が始めた...
Others 2014.12.11 09:09 チキンゲームの戦い方 後編|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 タカ戦略とハト戦略 前編はコチラから チキンゲームで強気に突進する戦略は相討ちで大損害を被る可能性があります。かと言って、いつも逃げ回って回避行動ばかりとっていると負け続けて苦境に陥ってしまうことになってしまいます。今、タカの戦略を...
Others 2015.01.08 08:48 遥か彼方の惑星に人類が到達する方法を考える|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 100万年の宇宙旅行 いきなり物騒な話ですが、30メートル、8階建てのビルの屋上から飛び降りたらまず助からないでしょう。このとき地面には時速80-90キロで激突します。20階、30階とビルの高さが高くなれば、激突するスピードはどんどん大き...
Others 2014.12.25 08:49 進化生物学で考える 人はなぜセックスを隠すのか?|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 長時間楽しむためのセックスを行うのには、敵の目に触れやすい場所は不適 人はどうして人前でセックスをしないのだろうか。こんなことを言うと、何を当り前のそれも不謹慎なことを、と怒りだす人がいても不思議はありません。そもそも人前で性行為を行うこ...
Others 2015.02.05 08:56 人工知能への長い道(1)|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 ノイマン型コンピューターの誕生 ヨーロッパでは連合軍がノルマンジー上陸をはたして2か月がたち、戦闘が一層激しさを増してきた1944年の8月のある日、戦地から遠く離れたアメリカの首都ワシントンから程近いアバディーンの人影も少ない小さな駅で、...
Others 2015.02.26 09:16 人工知能への長い道(4)|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 AIは人間を滅ぼすターミネーターとなり得るのか? 「完全なAI(Artificial Intelligence:人工知能)が実現すれば、それは人類の滅亡を意味するかもしれない」宇宙物理学のスーパースター、スティーブン・ホーキングが昨年末(...
Others 2015.04.16 08:44 世界大戦を回避させた「スポンサーから一言」|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 インターネットが可能にする「スポンサーから一言」 アメリカのSF作家、フレデリック・ブラウンは短編SF、いわゆるショートショートの大家として有名です。亡くなったのは1972年と「昔」と言っても良いほど時間が経ってしまい、今ではあまり読まれ...
Others 2015.06.04 08:57 フリーメイソン|馬場正博の「ご隠居の視点」【寄稿】 陰謀とはかけ離れた老人たちばかりが会員の天然記念物的な組織 渋谷から霞ヶ関に向かう高速道路の下を通る六本木通りは、六本木交差点で環状3号線、通称外堀東通りと交差しています。その外堀東通りを東京タワーに向い、飯倉片町交差点を抜けると、町の様...
Others 2016.10.06 09:31 官僚の天下りを進化生物学で考える|馬場正博の「ご隠居の視点」 官僚の天下りを進化生物学で考える 官僚組織を企業に例えると、その事業目的は天下り先を増やすことであり、省庁の任務は企業にとっての社会貢献程度の意味しかない。こう言い切ってしまうと、いくらなんでも極論だと言われるかもしれません。特に身を粉に...