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ギックス、より高度な顧客理解を目的としたデータ分析手法を研究する「ゾクセイ研究所」設立

AUTHOR :   ギックス

株式会社ギックス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:網野 知博、以下:当社)は、2024年7月1日(月)、より高度な顧客理解を実現するため、時系列データなどを用いた新たな分析手法の研究を行う新たな組織「ゾクセイ研究所」(以下、当研究所)を設立したことをお知らせいたします。

設立背景

当社は、「あらゆる判断を、Data-Informedに。※」をパーパスとして掲げ、「人間の思考を補強するためのデータ活用」を実現するべく、戦略コンサルティング・アナリティクス・テクノロジーを組み合わせた「データインフォームドサービス(以下、DIサービス)」を提供し、クライアント企業の経営課題解決を支援しています。

DIサービスでは、企業の企画業務、現場業務の効率化・高度化を推進します。その起点として当社が注力するのが“顧客理解”です。「顧客」とは、クライアント企業の先にいるエンドユーザーを指します。エンドユーザーの行動を理解し、エンドユーザーのことを、データ“も”用いて深く理解することで、クライアント企業がどのような商品・サービスを提供していくかを検討することが可能となります。

この顧客理解を促進するため、当社が提供する分析技術の基本コンセプトが「2次属性※2」です。行動履歴、移動履歴、使用履歴、修理履歴などの時系列データ(トランザクションデータ)を集計した上で、ヒト、モノ、出来事の特徴を抽象化・概念化した「属性」を付与することで、顧客理解に紐づく抽象度が高い事象の分析が可能となっています。

【2次属性とは】
「仮説を検証、もしくは何か起こった事象の原因を知るために、トランザクションデータ(顧客の購買明細データ等)から新たに顧客に紐づける属性」です。顧客データには、性別、年代、職業、居住地域などの顧客に固有の属性データ(1次属性に相当)がありますが、それに加えてトランザクションデータから新たに付与する属性であるため、2次属性と呼んでいます。
※「2次属性」は当社の登録商標です。

このたび設立した当研究所では、「世界をゾクセイ(属性)で理解する」をミッションとして掲げ、顧客を理解し、顧客を表現するための「ゾクセイ」の活用を目指し、その分析手法に関する研究活動を行う組織です。

今後は2次属性の体系的な分析方法論を確立し、GiXo Professional Networkやクライアント企業からの客員研究員招聘について検討を進めるほか、当研究所の活動により得られる顧客の高い解像度を当社のDIサービスに還元することで、更なる提供価値向上を目指してまいります。

所長には株式会社ギックス 執行役員、Data-Informed事業副本部長 兼 Design&Science Div. Leader の山田 洋が就任し、まずは当社のデータサイエンティスト、データエンジニアを中心に活動を開始します。

※ データインフォームド:経験、勘、度胸などを踏まえた人間の判断を、データを用いることにより従来よりも論理的かつ合理的なものにアップグレードするという行動様式。なお「Data-Informed」は当社の登録商標です。

ゾクセイ研究所 所長 山田 洋 コメント
私は、大学および大学院において、有機化学の領域で新規反応の開拓、およびその反応を用いた有機EL材料などへの応用を見据えた機能性材料の開発を行い、社会人になってからは、インクなどに用いる色材の研究に携わりました。それらの研究活動の中で、物事の本質を突き詰めることが結果として世の中への価値貢献につながっていくことを学びました。この経験は、現在担当するデータ分析業務にとても活かせていると感じています。
ギックスに入社してからは、物事の本質を突き詰めていく対象が「人の行動」が中心になりました。「顧客(エンドユーザー)の行動」を理解するため、トランザクションデータから顧客像を導き出す経験を多く積む中で、「ゾクセイ」という概念が非常に有用だと考えるようになりました。
データ基点で、データから顧客をどう表現できるのか。そして、ビジネス基点で顧客をどのように捉えたいのか。この二つを、ゾクセイという考え方を使ってすり合わせていくことが、顧客理解の鍵になります。つまり顧客に付与した様々なゾクセイを用いて、多面的に顧客を捉えていくことにより、顧客がどのように考え、どのような意思をもって行動しているのかを、高い精度で類推できるようになります。こうした類推が、より良い仮説を産み出し、より高いビジネス成果につながります。
ギックスのパーパス「あらゆる判断を、Data-Informedに。」を実現するにあたり、ゾクセイという考え方は不可欠です。ゾクセイ研究所では、その考え方をより高度なものにしていくのと同時に、体系的な手法論として確立します。この取り組みは、ギックスの事業成長の大きな核となると考えています。

■ギックス データインフォームドサービス
【経営課題の解決方針策定】DI コンサルティング

事業理解とアナリティクスの二つの能力を兼ね備えたデータサイエンティストが、各社各様の経営課題に向き合います。事業実態の可視化、分析メソッドの開発、機械学習の活用など、社内に蓄積されたノウハウとツール群をもとに、高品質・スピーディーに課題解決を行います。

【業務変革/行動変革】DI プラットフォーム
DIコンサルティングによって導き出された「データインフォームド」な思考様式を、クライアント企業の日常業務に織り込むための仕組みを構築します。
最先端のクラウド技術を活用し、可用性と拡張性を担保したデータ分析基盤をご提供することで、定常的なDI業務を下支えします。

【業界・業種の課題解決】DIプロダクト
クライアント企業に個別に提供するDIコンサルティング・DIプラットフォームにおける最先端の取り組みの中で、業界・業種ごとに共通した課題を検知します。その解決に向けて、社内アセットを活用したプロダクトを提供します。DIプロダクトを用いることで、判断材料が増加し、クライアント企業のDIを加速します。

株式会社ギックスについて(https://www.gixo.jp/
GiXoは、戦略コンサルタントとアナリティクス専門家によって立ち上げられた “データインフォームド”推進企業です。アナリティクスを活用し、あらゆる判断をデータに基づいて行えるようにご支援することで、クライアント企業の経営課題解決を実現しています。
会社名  :株式会社ギックス
代表者  :代表取締役CEO 網野 知博
所在地  :東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル11F
事業内容 :アナリティクスを用いたデータインフォームド事業
      データを活用した各種コンサルティング業務および、ツールの研究・開発
      上記ツールを用いた各種サービスの提供

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