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Windows 10でOffice 2013(Excel)、Tableau 9.0、SQL Workbench/J で動作確認
前回、Windows 7からWindows 10へのアップグレードを行いました。今回は、実際にデータ分析で頻繁に使うOffice 2013、Tableau 9.0、SQL Workbench/Jについて、動作確認を行いました。
パソコンの状態を確認
各ツールの検証を行う前に、これから動作するパソコンの状態について軽く確認を行いました。
「コンピュータの確認」画面を見たところ、あれ?? パソコンの自体は正常なのですが、あからさまにウィンドウ内でフォントが異なってます。Windows 8からの画面の移植ミスでしょうか? この様な画面が、OSの中に点在しています。
次にウィルス対策ソフト以外、アプリをインストールしていない状態でメモリを確認したところ、使用量は約1.3GBでした。Windows 8.1のメモリ使用量が2GB前後使うことを考慮すると、非常にメモリ使用を抑えているのが分かります。スマートフォンでも同様のWindows 10がインストールされるため、メモリ使用量が少ないことは非常に重要な事です。
Office 2013、Tableau 9.0、SQL Workbenchは普通に動く
現在(2015/08/07)、多くのソフトウェアベンダーが、Windows 10での動作保証を行っていない状態です。Windows 8までのOSリリース時は、各ソフトウェアベンダーが、挙って最新のWindows対応を宣伝していましたが、今回のWindows 10のリリースは、それに比べて非常に静かです。やはり、この現象はソフトウェアビジネスが、パソコンからスマホにシフトしている証拠かもしれません。(現在、Office 2013のシステム要件の中に「Windows 10」の記述はありません)
この様な状況ですが、今回、検証したOffice 2013(Excel)、Tableau 9.0、SQL Workbenchは、どれも問題なく動作しました。特にSQL Workbench/JからAWS Redshiftに接続するためには、動作環境としてJavaのランタイム、RedshiftのJDBCがセッティングが必要となるため、いささか不安でしたが、OSのファイヤーウォールにも引っかからず、Windows 8やwindows 7と同様の手順で使用できました。
結論:Windows 10は、OSのインターフェースに慣れれば分析PCとして使える。ただし、現在は自己責任で…
Windows 10は、OSのインターフェースに若干の抵抗がありますが、それ以前のOSで使用していたツールは使用可能なため、ツールの環境下なら今までと同様に使うことができます。そのため、分析PCとしては使えると思います。しかし、OSの細部の画面が崩れているなどOS自体の欠点、各ソフトウェアベンダーが正式にWindows 10対応を発表していない事など、不安要素が幾つかあるため、Windows 10に乗り換えるのは、暫く待ってからの方が良いと思います。