序論
店に行くと「ビッグデータ」をテーマにした書籍が数多く平積みされています。こう思った方も多いのではないでしょうか。
「どれから読めばいいの?何が違うの?」
新しい事例やテクノロジーを取り上げた書籍などが日々世に出てくる為、入手したい情報だけを手に入れることが難しいのではないかと思います。かく言う私も「ビッグデータ」の知見を深めたいと思った時に同じような悩みを抱きました。
そこで、「読み較べビッグデータ」と題して、「ビッグデータ」に関連していそうな書籍10冊を実際に読み、下記2つの観点でまとめました。
この連載は下記書籍の批評が目的ではなく、効率良く情報収集する際の参考にして頂ければと思います。
【今回の連載対象書籍】
- ビッグデータの正体
- ビッグデータ時代の新マーケティング思考
- 最強のビッグデータ戦略
- 分析力を武器とする企業
- ビッグデータビジネスの時代
- ビッグデータの衝撃
- データサイエンティスト完全ガイド
- データサイエンティストに学ぶ「分析力」
- 統計学が最強の学問である
- ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦
観点その1. ビッグデータの定義
読み進めていく中で、書籍によってビッグデータの定義が異なることに気付きました。そもそも「ビッグデータって何なの?」という方のために、様々な定義があること、それはどんな定義で、どこが違うのかという点を書籍毎にご紹介します。
観点その2. どんな時に参考になるか
多くの事例を収めている、テクノロジーがわかりやすく説明されている等その本の特徴から「私ならどんな時にこの書籍を活用するか」をまとめます。要は書籍毎に「他の書籍と何が違うのか」と「その差異はどんなシーンで役に立つ」のかをGixoなりの視点でまとめました。
2つの観点に加え、参考程度に私の印象に残った箇所を付け加えるという構成で「読み較べビッグデータ」の連載を進めていきます。
次回は「第一回目:ビッグデータの正体」です。