「英語コンプレックス」との戦いの幕が上がる
以前「ダイエットをプロジェクトして捉える」ということで4回にわたって連載しました。これは、目標を設定し、それに向かってチェック&アクションを繰り返せば、成果は出る、というお話でした。(3ヶ月で7kg減。その後1ヵ月間で1㎏前後のリバウンドに留めつつ、現在は、週3回の筋トレによる肉体改造に取り組んでいるところです。)
しかし、そうやって「為せば成る」とか言いつつも、僕が、ずっとずっとずーーーーっと避けまくっていたトピックが一つあります。
そう「英語」です。
ここに、こう書いてしまっただけでも「パンドラの箱」に手をかけてしまった感がビンビンしますが、ダイエット同様「やると決めて、ちゃんとやって、成果を出す」ということで「プロジェクト管理スキルの万能性の証明」につなげたいと思います。。。(ああ、既に後悔が・・・すごい・・・)
「英語」との格闘の歴史
僕が「英語」と出会ったのは、小学生高学年の時でした。英語の塾で「文法」を学ぶところから始まりました。その後、中学校に入ってからは必修授業として大学入学までの6年間は、週に数時間の英語の授業を受け続けましたし、「受験英語」にも相当なちからを注ぎました。
大学では「英語の授業」ではなく「英語で授業」が多くあり、なかなか頑張らされました。帰国子女も多い学部で、日本語よりも英語が得意な生徒も散見され、羨ましいような羨ましくないような複雑な気持ちを味わいました。
社会人になってからは、年に1回あるかないかの海外出張くらいしか英語に触れる機会はなかったのですが、社会人3年目にサンフランシスコに半年間赴任したことで英語漬けになって、何とかコミュニケーションが取れるレベル、となったものの、帰国後、英語に触れない生活が続いたことで、英語力はほぼ白紙に戻ってしまいました。
その後、転職したりしつつ、「英語を使うプロジェクト」にアサインされるたびに苦労して、「英語に対する苦手意識」が非常に根深く醸成されてしまった状況で、今日に至ります。
課題はなんなのか
それでは、僕が解決すべき課題は何なのでしょうか。
まずは、定性的な自己分析から始めます。(ビジネスにおいても、最初に「思い」「意思」というあいまいなものを、きちんと言語化するところから始めるのが、コツだと思っています)
自己分析(定性)
まずは、僕の英語に対する考え方や思いを羅列してみます。
英語力について:
- 単語力が衰えている。しかし、知らないというよりは、忘れているという感じ。
- 咄嗟に文章が出てこないが、少し考えれば文章構築は可能。つまり、書けるが話せない典型的日本人。
- 文法構造が気になってしまって、スムーズに会話できない。不必要に「言い直し」をしてしまう。
- 仕事でなければ、普通にコミュニケーションできるし、酒に酔えば尚のこと。つまり「緊張すると話せない」。
- 発音は相当適当。
- 相手の言っていることを「わからない」と思って意識をシャットダウンしてしまう傾向。
どうなりたいのか:
- なぜか、外国人に道を訊かれることが多い(月に1~2回ペース)のだが、もっとスムーズにコミュニケーションしてあげたい。
(折角、日本に来てくれている彼らに、日本に良い印象を持ってもらいたい) - 海外旅行などで、少し複雑な要求(依頼した衣服のクリーニングをドライクリーニングに変更してほしい、など)をする際に「面倒だからまぁいいや」とならないようにしたい
- 日本人となら「楽しく盛り上がれる」自分を、外国の人とも同じようになりたい。自分をよりよく見せることは望んでいないが「素のままの僕を、英語でも表現できる」ことが理想。
要するに「苦手意識・拒否感」が問題だ
自分と向き合ってみた結果、やはり、英語に対する「苦手意識」「拒否感」が非常に強く、もはや「自分らしさを表現できない」というコンプレックスになってしまっていることが分かりました。
この「苦手意識」「拒否感」をなくすことが、ゴールだと思われます。
結局のところ、単語や文法は叩き込まれているのですが、「英語で反応する速度をあげる」ことができないわけですね。
どうすればよい???
ということで、一旦の課題設定に立ったわけですが、一体、僕はこの先どうすれば良いのでしょう。
次回は、「苦手意識」「拒否感」を無くすために”効きそう”な施策の明確化および、それらに実際にトライしていくこととしようと思います。
(つづく)