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顧客理解No.1カンパニーを目指して

AUTHOR :   ギックス

こんにちは。株式会社ギックスで代表取締役をやっています網野です。
これまでなかなか言語化してこなかった「ギックスが目指す世界」について、少しずつ発信していこうと思い、このブログを始めました。

今回のテーマは「顧客理解No.1カンパニーを目指して!」です。
当社は「あらゆる判断を、Data-Informedに。」をパーパスとして掲げています。
このパーパスは当社の存在理由でもありますし、いつかは世界中のあらゆる業界のあらゆる業務の判断がデータインフォームドになっていく事を目指して活動していますが、なかなか先が遠い目標になります。

時間軸をもう少し手前に置き、現実的に到達可能な将来の目標を考えた時に最初に頭に浮かんだのが「顧客理解No.1カンパニー」というキーワードでした。
ここでいう顧客とは、クライアントのお客様、BtoC企業の場合はカスタマー、になります。

クライアントのお客様の理解を通じて、クライアントの収益向上に直接的に貢献し、クライアントのグロース領域を支援する活動を行う―これを最も上手に行う会社を「顧客理解No.1カンパニー」として、当社はこれを目指します。
「顧客理解No.1カンパニー」はパーパスの実現に向けた最も重要な中間目標であり、現実的かつ挑戦しがいのある旗印だと考えています。

当社が創業して最初のクライアントは株式会社ビューカードでした。このビューカード社の顧客の理解を通じて、会員数増加と利用額向上を目指し、各種データ分析による顧客理解を通じてマーケティングの支援を行ってきました。

参考記事:
・IBM辞め起業したデータ分析の三銃士、顧客のビューカードは彼らの「CMO代行業」に期待(2013/04/11)https://xtech.nikkei.com/it/article/Watcher/20130403/468421/
・IBM辞めたデータ分析の三銃士がビューカードに入り込んで5カ月、何が変わったか社長に聞いた(2013/07/18) https://xtech.nikkei.com/it/article/Watcher/20130711/490822/
・初公開!IBM辞めたギックスの3人はこうやってビューカード400万会員のデータを分析している(2013/09/17) https://xtech.nikkei.com/it/article/Watcher/20130910/503800/

あれから12年が経過し、顧客理解を通じてクライアントのグロースを支援する取り組みも、それ以外のデータによる判断高度化の支援も数多く行ってまいりました。
その12年の中で、取得申請した特許、投資し整備してきたアセットやソフトウェアなどの大半は、顧客理解を高度にかつ効率的に行うものや、理解した顧客に対して施策を実施していくためのアセットになります。
*取得出願済み特許合計21件(2025/04/03現在)

さらに創業から13年間行ってきたデータ分析による顧客理解に関して、2024年にゾクセイ研究所を立ち上げて、そのノウハウの集大成をまとめ始めました。同時に、新たな特許も出願を続けていますし、顧客理解のアルゴリズムなども日々研究開発を行っています。

・ギックス、より高度な顧客理解を目的としたデータ分析手法を研究する「ゾクセイ研究所」設立(2024/07/01)https://www.gixo.jp/news-press/24790/

また、顧客理解した結果に基づき、顧客の行動変容や態度変容を促す「ミッションクリア型のコミュニケーションツール」として、2020年からMygru(マイグル)のサービス提供を開始し、この5年で成長し以下のように多くのクライアントご利用いただいてきました。

・導入社数60社以上
・年間キャンペーン250以上
・累計参加者350万人以上
(2025年4月現在)

Mygruは当社が長年顧客理解を行ってきた中で、理解した顧客に対して適切な情報を適切な形でお届けするツールが世の中にあまり存在しなかったことから開発をしたソフトウェアサービスになります。

そして先週末、「CU/ADS(クアッズ)」をリリースいたしました。

・ギックス、「顧客理解No.1カンパニー」を目指したサービス「ADS for Customer Understanding:CU/ADS(クアッズ)」を発表(2025/04/04)https://www.gixo.jp/news-press/27071/

当社が長年の顧客理解を通して感じてきた取り組みテーマは、大きく2つあります。
一つは、1to1のリコメンデーションは、一人一人におすすめする商品/サービス(企業が期待する行動)だけでなく、その行動に対するインセンティブ(見返り)を一人一人に最適なものにすることで、顧客のLTV(顧客生涯価値)を最大化できるのはないか。例えば、会員によるポイントプログラムを導入している企業様であれば、一人一人向けの1to1ポイントプログラムを実現することにより、マーケティングROIを最大化させることができるのではないかと考えています。
もう一つは、リコメンデーションを出すタイミングを最適化することで、効果を高めることができるのではないか。
この2つを行うことを可能にしたソフトウェアサービスが、CU/ADSになります。この2つを実現するために、既存のCDP(Customer Data Platform:顧客の属性や行動履歴などのデータを収集し、管理・活用するプラットフォーム)ではなく、わざわざ当社が多大なる投資を行い開発をしてまいりました。

長年の顧客理解のノウハウが蓄積されている「DIコンサルティング」、詳細な顧客理解をした上で1to1マーケティングを行うことを可能にする顧客データ蓄積・計算基盤の「CU/ADS」、そして顧客が楽しくお得に態度変容を行うためのUX(ユーザー体験)アプリ「Mygru」。

この3つが整ったことで、今まで以上に顧客理解を通じたクライアントのグロース支援を行えると考えまして、「顧客理解No.1カンパニーを目指す!」というビジョンを掲げることになりました。

「顧客理解No.1カンパニーを目指す!」ビジョンに関しては、4月22日に開催される「GiXoデータインフォームド・サミット2025」でも触れて行こうと思いますので、是非サミットに参加いただけると嬉しいです。
当日お会いできるのを楽しみにしております。もしお越しいただける方は、ぜひ声をかけてくださいね。

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