IRのお仕事:ギックスのことをもっとわかりやすく伝えたい

AUTHOR :   ギックス

IR室長の岩田です。

ギックスは今年3月30日に東証マザーズ(現グロース)に上場を果たしました。より一層、公器としての役割が求められる立場での新しい挑戦がスタートしたわけです。 この「上場」というイベントにより重要性が増している業務の一つが「IR」です(いや、どの業務も重要性は増しているんですが)。

IRとは???

そもそもIRとは、というところから簡単に説明します。

IRは「Investor Relations(インベスター・リレーションズ)」の頭文字を取ったもので、一般的に「投資家向け広報」と呼ばれています。ギックスの株主様は1,661名(2022年6月末時点)いらっしゃいます。

株主の皆さんは、その後増えたり、減ったり、入れ替わったりしている(当社でも、その変化の詳細をすべて把握することはできません)わけですが、このような「当社に投資をしてくれている」、あるいは「今後、投資をしてくれる可能性がある」方々に対して、会社の動向や方針、戦略、業績などなどを発信していくのが主な仕事になります。

一方的に発信するだけではなく、直接対話するなどして会社への理解をより一層深めていただき、継続的に株主であり続けていただくことも大切です。加えて、皆様からいただいたご意見やご指摘を社内にフィードバックし、よりよいIR活動(開示情報の充実など)に活かしていくことも重要な役割です。

ギックスのIRの現状

と、一般論はこのくらいにしておいて、「ギックスのIRはどうなのよ?」という話へ移りましょう。

実は私、数ヶ月前にIR担当として入社したばかりです。タイミングは、上場した「後」になります。

入社してからは、いろいろな人から直接説明を受けたり、数多くの会議に同席させてもらったりと、日々、ギックスのビジネスやら、ビジネスモデルやら、パーパスやらに触れています。そのため、だいぶ自分の中に落とし込めてきているというか、浸透してきている感じがあります。

でも、入社前の自分を思い返してみると…

。。。この会社、わかりづらいわっ!

この一言に尽きます。

いえ、今となってはそりゃそうだよねと思うんです。BtoBビジネスなので一般消費者にはあまりなじみがない事業内容ですし、そもそもコンサルティングってもの自体が具体的に何をやっているのかイメージが付きづらいし、ギックスが言ってる「Data-Informed(データインフォームド)」って言葉も(日本においては)ギックスが言い始めたようなもので殆ど聞いたことないし、、、。

当時、誰かに説明してもらったわけでもなく、HP/IRサイトに掲載されているIR資料を初めて読んだ私の率直な感想は(たしか)こんな感じ。

言葉が脳を素通りしていく💦

プレゼン資料もやたら文字多くて詰まっている感じするし、なんかカタカナ多いし。

中身はよくわからないけど、、、とりあえず、売上、利益、マイグル参加者数が増えてることはわかった。

どうでしょう。

当社IR資料を読んだことがあるみなさま。同じようなことを思われませんでしたでしょうか?

そんなわけで、ギックスのIR担当になる身としては、ここをどうにかしなければならない、という強烈な課題意識を持って入社いたしました。(入社して、ギックスの思想が浸透し始めている今となっては、当時の「わからなかった時の感覚」が薄れていっているように感じます。これはよくないですね。初心忘るべからず。)

とはいうものの、サクッと改善できるというものでもなく、なかなか一朝一夕にはいかない部分もあるので、社内でしっかりと議論を進めつつ、徐々に改善していく所存です。

唐突ですが告知です!

まだまだ課題は多いながらも、より分かりやすい資料にすべく構成等を見直しまして、今回、モーニングスター社主催の「オンラインIRフェア」に参加することにいたしました。このために新たに作成した資料を用いて、当社の代表取締役CEO 網野が説明します。

説明動画は、明日12月14日から配信開始となります!

ちなみに、今回が投資家の皆様向けの ”初めての動画配信” です。同じ資料であっても言葉での説明があるのとないのとでは、お伝えできる情報の深さがまったく異なりますよね。
動画であれば、きっとみなさまにも伝わりやすいはず。。。!と信じています!!!

恐縮ながら「登録」が必要なのですが参加費は無料です。 動画ですが、YouTubeで一般公開されましたので、登録なしでご覧になれます!(2023年1月6日更新)
ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひご覧いただければと思います。(そして、感想や「こうすればもっと良くなるのでは」というご指摘を、もしもいただけるようでしたら、心の底から喜びます。「全然変わってねーじゃねーか」というご意見がありましたら、それも真摯に受け止め善処していきます!)

IRフェアの詳細はこちら 動画はこちら(2023年1月6日更新)

今後の改善について

もちろん、資料の構成や、言葉の使い方、見せ方といったもの以外にも課題はあります。例えば「開示情報が少ない」というのは、投資家の皆様から頂くことの多いご指摘です。情報開示については、もっともっと充実させていなければならないと認識しています。こちらについては、何を開示すべきか、どの程度の詳細度・具体度で開示すべきか、について社内で議論を重ねていく必要がありますので、ある程度の時間が必要になるとは思います。しかし、少しずつでも、前に進めていきたいと考えています。

また、IRの観点で重要なものの一つに「市場からの信頼を裏切らないこと」があると思っています。それは言い換えれば、

  • 業績を着実に積み上げる
  • 成長を継続していく
  • 会社公表の業績予想をきちんと達成する

等を、徹底することだと考えています。こちらのほうがより本質的な話ですね。

こちらについては、IRの役割というよりも、全社一丸となって取り組むべきことと認識しておりますので、株主・投資家のみなさまの期待に応えられるように努力を続けて参ります。

上場企業としてまだまだ “ひよっこ” なギックスであり、IRとしてやるべきこと、できること、克服すべきこと(課題)がたくさんあります。そんな状況ではございますが、今後も株主・投資家のみなさまの投資判断に役立つような情報開示・施策・取り組みを行っていくつもりですので、引き続き興味関心を持っていただければ嬉しいです!


Natsuki Iwata 管理本部 / IR室長
パワポを16:9に変えるタイミングを見計らい中。

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