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DI支援の2つのタイプ:現場のDIと企画のDI

AUTHOR :   ギックス

メイン・ビジネスは、超大企業向けの”判断”支援

当社の推進する「DI」すなわち「データインフォームド」は、データ”も”用いて、物事を論理的構造的に捉え、そこから導かれる判断をより合理的なものにする活動です。

当社がこれらのサービスをご提供するクライアント企業は、売上規模が数千億円規模の超大企業が中心になっています。対象業界は、絞りこんでおりません。なぜならば「業務上の判断」は、ありとあらゆる業種・業界に普遍的に存在し、また、そこにデータを活用する余地がまだまだたくさん残っていると考えているためです。

先日ご紹介した、DIコンサルティングとDIプラットフォームを組み合わせて、業務判断をDIなものへと変革するためのご支援を、超大企業向けに提供する。これが、当社の基本的なビジネスモデルです。

DI=データを見て気付けるということ

「DIを推進する」「クライアントをDIにする」と、各種開示資料や決算説明資料、ブログ記事などで、何度となく申し上げてはいますが、それでも具体的なイメージを持ちにくいとお感じの方も多いことかと思います。

多少の正確性を犠牲にしつつも、敢えてシンプルに「DIな状態」をご説明すると以下のようになります。

  • クライアントの各メンバーが、日常的に(当たり前のように)データを見る
  • そのデータを見る際に、違和感に気付いたり、面白い発見をしたりする
  • その気付き・発見に基づいて、判断の正確性を向上させようと試みる

当社の一連のプロジェクトを経て、クライアントがこのような状態になっていれば、私たちの狙いは大成功を収めたと言えます。

DIになる場面は「現場」と「企画(会議室)」

データを見て気付き、それに基づいて業務判断をする。この活動が行われる場面は、大きく分けると「現場」と「企画(会議室)」の二つです。

現場とは、営業現場や販売現場、工事現場や製作・製造現場などの、非常にたくさんの人が、ひとりひとりの判断に基づいて仕事を推進している場所・場面です。

  • 百貨店の販売員が、目の前のお客さんに何をお勧めするかを決める
  • タクシーの運転手が、どのルートを通って目的地を目指すのかを決める
  • 家電の訪問修理担当者が、毎朝、どのくらいの在庫を車に積んでおくかを決める
  • コンビニの店長が、どの商品をいくつ発注するのかを決める

こうした「判断」を、たくさんの人が、自律的・自立的に決めるという場面は、毎日、いたるところに存在します。これが「現場」です。現場のDIは、これをDI化します。

一方、企画とは、商品企画や業務設計、生産計画や在庫設計、販売計画や組織設計などの、数名~数十名程度の比較的少人数で考えて、決める場面です。

  • 自社の営業担当者500名が、どの顧客を担当し、どれくらいの訪問頻度を目指すべきか
  • 代理店経由でアプローチする顧客と、自社リソースでアプローチする顧客を、どのように峻別するか
  • 在庫を、どの物流倉庫に、どの程度配置するのか
  • 売れ残り品の割引ルールは、どのタイミングでどの程度値下げをすべきか(あるいは、しないべきか)
  • 人員・組織の業績評価は、なにをKPIとして、どのタイミングで評価すべきか。給与等にはどう反映すべきか

こうした「判断」は、主に会議室において侃々諤々の議論を経て決定されていきます。その回数や頻度は少なくなりますが、ひとつひとつの判断が及ぼす影響は、現場に比べて大きなものとなります。これが「企画」です。企画のDIは、これをDI化します。

どのクライアントにおいても、現場のDI、企画のDIのいずれのニーズも存在しています。どちらがより優先順位が高いかは、個々のクライアント企業の状況によって決まります。

クライアントの状況に応じて、どの課題に「DI」を適用していくべきかを見定めた上で、私たちは、現場のDI/企画のDIをご提案しています。

明日からは、現場のDI企画のDIについて、もう少し掘り下げてご紹介していきます。

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