この記事は GiXo アドベントカレンダー の19日目の記事です。
昨日は、SHAP Values で 機械学習を「解釈」するでした。
こんにちは。Design &Science Div. 所属の遠藤です。
本記事では、私が所属をしております Design & Science Div.の紹介をさせて頂きます。
こちらを読み終える頃には、Design &Science Div.が日々どのようなミッションと対峙していて、今後どのような組織を目指していくのかが丸わかり★GiXoを語るなら絶対に外せない情報、本邦初公開!みたいな、そんな記事であることを心がけて筆をとらせていただきました次第です。最後までお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い致します。
なお、アドベントカレンダー2日目にはMLOps Div. 、3日目にはTechnology Div.、6日目にはBusiness Optimization Div.がそれぞれのミッションだったり目指すべき姿だったり、を熱く語りつくしている記事もございます。
「GiXoで働きたいな~」の気持ちをもってこのページに辿り着いたそこのあなた!まずはDesign&Science Div.(本記事)をお読みいただき「他のポジションも気になるなあ…」の方は、MLOps Div.、Technology Div.、Business Optimization Div.も見てみてください。そしてGiXoへの一歩を踏み出し希望の方はこちらからぜひ!
目次
Design&Science Div.って?
ここまで頑張って「Design&Science Div.」って書いてきたわけですが、社内では通称「D&S Div.」って言ったり、言われたりしています。むしろ名刺は「D&S Div.」の表記でした。「D&S Div.所属です。D&SとはDesign&Scienceの略です。」と説明する方がしっくりです。
Design&Science Div.の略であるD&S Div.は文字通り、DesignとScienceを司る部署です。つまり二刀流です。2つの武器をぶんぶん振り回し、お客様の課題解決に当たります。右から来た課題をちぎっては投げ、左から来た課題を一刀両断していくように、2つの武器を自在に使いまわせることが、D&S Div.の最低条件です。あと1年ぐらいしたら、三刀流になるのだと思います。
嘘です。そこまでの武闘派チームではありません。では、どのようなチームなのか。D&S Div.Leadの山田は下記のように語りました。
Garbage を X (something valuable) に変えるため、 プロジェクト初期段階でGarbageと対峙し、 Design および Science を用い”整流化”の方向づけを行う
2020年1月事業会議資料より抜粋
それこそが、我がチームのミッションである!そう、声高らかに宣言し、ここにD&S Div.が誕生したわけです。
なお、明日はD&S Div.リードの山田の記事が公開予定ですので、そちらも併せてお楽しみください。
Design & Science Divの誕生
そもそも、ほんの1年ほど前までの体制では社内のメンバーのほとんどが”分析チーム”の所属でした。現在Technology Div.のリードとして圧巻のパフォーマンスを振りまいておられる柳リーダーも、かつては分析チームのメンバーでした。
時を経て、クライアント様からのご相談に的確に応えるべく、データ分析にまつわる領域のシステムに特化する「Technology Div.」や分析とシステムを”繋ぐ”「Business Optimization Div.」、さらに前述の2つのDivisionに「D&S Div.」を加えた三方すべてを支える基盤を担う「MLOps Div.」と、”分析チーム”という大所帯から分析という軸を保ちつつ、領域を特化していく中でそれぞれのDivisionが発足しました。その中で、前身の”分析チーム”の系統を特に色濃く受け継いでいるのが、このD&S Div.と言えます。
VS Garbage
「Garbage を X (something valuable) に変えるため」。これは社名であるGiXoが”garbage in, garbage out(収集・蓄積したデータが不正だと、分析結果も不正になるという意味。要は、ゴミからはゴミしか生まれないということ。)”をもじって”Garbage in, Something Valuable(X) out”という「ゴミデータだと思われるものでも、分析の仕方や工夫によって価値ある何かに変えていこう」という意図から命名された背景によるものです。(このあたりは弊社社長の過去の記事をご参考いただけると良いかと思います)
そして、D&S Div.はこのGarbageに対峙し、DesignとScienceを用いて課題の解決に導いていく(=整流化していく)ことに注力していく。そんなチームミッションを抱えているのです。
”Design”と”Science”ってなんだろう
デザインの語源は「計画を記号に表す」という意味であるラテン語の「Designare」だと言われています。計画を記号に表す、「設計」に近しい意味で用いられていたのではないかということです。(なお、中国ではデザインを「設計」と記述するそうです。)
D&S Div.で”デザイン”に関わる一個人として、デザインつまり設計とはえてしてそれだけに止まらないものだと考えています。多くの場合、設計の先には具体化が待っているからです。そして、その具体化は設計した本人以外も関わることが多分にあるもので、だからこそ常に受け取る誰かを想定し続けることが重要であり原点であると捉えています。解読不能な設計書ではきっと建物は建たないでしょう。受け取る誰かを思い続けて、そんな気持ちで日々”デザイン”に携わっています。
サイエンスは皆さんご承知のとおり「科学」です。こちらも語源はラテン語の「Scientia(知識全般を指すことば)」であると言われており、これは「知る」を意味する「Scio」の派生語だとされています。
Garbageと対峙した際に、設計と知識によって事象を整理し、課題の解決を図っていく。
日本語に置きかえると何ともあっさりした文字面になってしまいますが、私個人の解釈としては「ごちゃごちゃしたもの」に対して
”目的や意図を踏まえ、関係性を把握し、構成・構造を検討し、(=設計)”
と同時に、”疑問点や仮説をもって、その根拠となるものを探しに行き見つけ出し(=知識化する)”、さらに”受け取る誰かを想定し続け、アウトプットにこだわる(=設計)”ということだと考えます。
端的にいうと、価値を見出すために「ごちゃっとしたものを、すっきりさせる」に尽きると思っています。「ごちゃっとしたものを、すっきりさせ」た後に見出される”結果”こそが価値であり、その結果を導くために用いられる手段(すっきりさせる手段)が「高度な予測」や「数理最適化モデル」にあたるのです。
Design&Science Div.の楽しさ
このあたりは、ぶっちゃけ個人によると思うので、あくまでわたしは~といった主観となりますが、一番は好奇心や探求心を満たすことができるから、だと思っています。日々生活していく中で、疑問に思うことの1つや2つや3つぐらいはあると思います。「なぜ土日の朝は早く起きれないのか」「なぜみかんを食べると止まらなくなるのか」「なぜ道に迷うのか」…発生する疑問に対して、解けるのは頑張っても1~2割程度だと思います。しかし、データがあって、そのデータの中で導ける範囲であれば謎は解けることがあるのです。
自分の持つ膨大な「なぜ?」を解いてくれるのが自身のデータ解釈力だったりするわけです。このあたりの楽しさに共感していただける人であれば、D&S Div.はとっても楽しいところだと思います。根っからのなぜなぜ星人には特におすすめです。
明日もあるよ
GiXo アドベントカレンダーはまだまだ続きます。明日はD&S Div.のLead山田による「データ分析におけるデザインの重要性」を公開予定です。わくわくしながら公開をお待ちください。
Akane Endo
Design & Science Div. 所属
最近は有馬記念に向けて、徳を積んでいるところです。年末年始は冠の雪原で冒険予定。