Chromecastを使ってみた(SetUp編) |Chromecastはテレビを変えるのか(1)/ニュースななめ斬りbyギックス
- TAG : Chromecastはテレビを変えるのか | Garbage in Big “X” Out | ななめ斬り
- POSTED : 2014.06.12 20:51
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目次
セットアップは簡単。すぐに使えます。
巷で噂のChromecast(クロームキャスト)を買ってみました。僕自身は、Youtubeなどを観る、ということもないのですが、自宅で仕事をしているときに動画コンテンツを流しておく、などの使い方もできるということで、ひょっとしたら生活スタイルを変えるかもしれないな、という淡い期待も抱いての購入です。
動画コンテンツの「視聴環境」の変化
そもそも、テレビとは「テレビ局の決めたタイミングで、テレビの前に座ってみる」ものでした。それが「録画」の登場により、視聴タイミングをコントロールできるようになりました。その後、BS/CSおよびCATVなどの登場により多チャンネル時代に突入すると共に、Pay Per Viewや、ダウンロード視聴などのオンデマンド型動画コンテンツが増加してきたことで「視聴者の選択の幅」は高まりました。
そんな流れの中でテレビチューナーを搭載したパソコンも登場し「テレビ番組をパソコンで見る」ということが進みました。(VAIO Rシリーズとかね。ああ、懐かしい!)つまり、コンテンツと機器の分離です。テレビ番組は、テレビと言う箱で観なければならない、という制約からの解放ですね。しかしながら、当時は、インターネット上に良質なコンテンツが少なく、また、通信回線も貧弱でしたので、動画コンテンツと言えば「地上波番組」ということになるのも仕方ないことでした。
ところが、Yahoo!BBのADSLモデムの無料配布により通信回線が増強されたことで、インターネット上のコンテンツ環境は激変します。インターネットで「動画を見る」ということが”当たり前”となってきます。その後、現在に至るまで各種動画コンテンツが(海外のYoutubeなどのサービスも含めて)どんどんと増えてきました。
一方の通信回線に関しても、宅内無線LANが浸透すると共に、3G回線による無線通信の高速化、さらにはLTEの登場が「無線高速化」を推し進め、そこに携帯端末(含むタブレット)の進化があいまって、いよいよ、現在の「無線環境下で、携帯端末でコンテンツを視聴する」時代になったわけです。(過渡期には”ワンセグ”というものもありましたね。サッカー観戦などで活躍してくれました。まだあるんでしょうけれど、みんな使ってます???)
テレビの役割は?
しかし、そんな「無線通信で動画を見る」ことがあたりまえになった環境において、お茶の間に鎮座する「黒くてデカいテレビ画面」の役割は、非常に中途半端なものになっていきます。
僕の場合、CATVに加入しているため、地デジの番組を観る事は殆どありません。また、CATVでもスポーツ番組や懐かしいアニメ番組、あとは海外ドラマ(妻が好きなので)が流れていることが多いです。尚、それらを「真剣に視聴する」ことは稀です。一種のBGMに近い状態ですね。また、真剣に観たい時には録画して観ることが多いです。(だって、観たい番組は、良いタイミングで放送してないんですもん)
BGMということだと「自分好みのBGM(もしくは映像)」を流す方が仕事などの効率向上にも良いですし、また、コンテンツをちゃんと観る際にも「放映時間に縛られない視聴方法」が理想的です。
要するに、(少なくとも僕にとって)テレビは最早「イケてる液晶画面」になってしまっているのです。
Chromecastに何を期待するのか
前置きが長くなりましたが、「茶の間で圧倒的な存在感&威圧感を放つ(そして、結構良い値段のする)テレビ」は、”上質なコンテンツ”を、大画面で画質・音質が良い状態で視聴するためにこそ、活用されるべきなのではないか、と思ったわけですね。
Chromecastを導入することで、テレビ=イケてる液晶画面を使い倒すことができれば嬉しい、というのが正直なところです。もちろん、使い勝手も気になる所です。
このシリーズでは、Chromecastの使用感をレポートすると共に、それによって、僕自身の(あるいは、妻の)ライフスタイルが変わるのか、というところにも触れていきたいと思っていますので、不定期連載にお付き合いいただければと思います。
(1)セットアップしてみる
今回は、商品到着から、セットアップについてご紹介します。
商品開封
パッケージ表面:
「Apple製品」なんじゃないかと思うパッケージです。手に取った瞬間「さすがアップルやなー」と素っ頓狂なことを思ってしまいました。
パッケージ(内箱引出し後):
このマークを見て、「そうそう。Googleだったわ。」と思い出しました。
パッケージ(内箱OPEN):
色使いやフォントが、アップルっぽくないなと思いました(しつこい)。そして、本体が入ってますが、端子の方から指を入れて取り出すのはいかがなものかと思います。
取付け
本体:
思っていたよりデカいです。想定よりも「重いな」という感想を受けました。
同梱されたUSBケーブル:
電源供給用のUSBケーブルです。びっくりするほど「長い」!
テレビに装着:
取付は簡単です。HDMI端子に差し込んでから、USB端子にケーブルをつなぎます。(USBは、付属のAC電源アダプタを使って、直接コンセントに差してもOKです)これで、設置完了です。
ただ、サイズは、かなり大きいです。まぁ、背面なので気にはならないものの、テレビの機種によっては横からはみ出してしまうのではないかと思います。(HDMI延長ケーブルも付属していますので、それも活用してうまく処理しろ、ということでしょう)
また、ウチのテレビはUSB端子とHDMI端子の間にかなり距離があったため、USBケーブルが長いのは歓迎なのですが、、、それにしても長い。
セットアップ
テレビの裏側でゴソゴソして、接続し、前に戻ってくると、この画面になっていました。(おそらく、機器を自動認識して入力切替されたみたいなのですが、テレビによっては手動切り替えが必要だと思われます。)
テレビ画面(セットアップ要求):
というわけで、セットアップです。僕の場合はノートパソコンで、下記URLにアクセスしました。
PC画面キャプチャ(セットアップ初期画面):
すると、この状態となります。「ダウンロード」を押下。
PC画面キャプチャ(DL押下後):
今後の手順が表示されます。(PC上に特別な設定をしていなければ、DL後自動実行されます。)
PC画面キャプチャ(プライバシーと利用規約):
読んでる人がいるのかいないのか、いつも甚だ疑問な画面ですが、適宜チェックしましょう。たまに、とんでもないことが書いてあります。(まぁ、そういう情報に対して感度の高い人を見つけておく(Twtterでフォローするとか)ことで代替する、という割り切りも嫌いじゃないですけども)
PC画面キャプチャ(同意後):
同意すると、この画面になります。まよわず「続行」です。(無線LANパスワード等もこの後ろで入力したような記憶があります。曖昧でスミマセン。多分、ここまでは、テレビ経由でネットワークを拾っていたということだと思います。今後、リモコン的に使うために”Chromecast自身”がWifiに接続しようとした、ということかなと理解しています。つまり、リモコン機能はChromecastが担い、動画のストリーミング受信はテレビが担う、ということではないかと想像しています。)
テレビ画面(Chromecast設定中):
Chromeっぽい(つまり、グーグルっぽい)色がぐるぐる回るのを眺めましょう。僕の場合は、1分ほどで終わりました。また、入力ソースの切り替えも不要でした。
テレビ画面(完了):
これで完了です。まぢか、簡単だな。
動作確認
準備完了、ということなので、早速動作確認です。
PC画面キャプチャ(Youtubeサイト):
画面コピーを取り忘れましたが、この後、PC上では「アドインのインストール」に進みます。(スマホの場合は、Youtubeアプリのインストールです。※既にインストールしていれば、不要です。)
アドインインストール後、Youtubeサイトに行って動画コンテンツを視聴すると、映像の右下に、「電波模様+画面の四角」が確認できます。それをクリックしすると無線LAN経由でChromecastと連携が開始されます。(下記、表示コンテンツは、わが母校関西学院の、関西学生秋季アメフトリーグ2013最終戦=vs立命館大学 の動画です。※rtvの公開動画です)
テレビ画面(ChromecastでYoutube視聴):
すると・・・テレビの大画面で学生アメフトの試合が!!!(画質も想像よりも全然良い!!!)結構感動します。
今後の予定
というわけで、特に困ることなくサクサクとセットアップ⇒動作確認に至りました。
今後は、各種アプリケーションの使い勝手や相性などをレポートしつつ、冒頭に申し上げた通り、ライフスタイルになんらかの生活を及ぼすのかをレポートしていきたいと思います。(不定期連載です)
→続編:Chromecastを使ってみた(Youtube視聴編)|Chromecastはテレビを変えるのか(2)
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