産官学から多様な参加者が集結、街全体が舞台となるイベント「柏の葉イノベーションフェス2024」導入事例
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「マイグル」は様々な”シカケ”により行動変容を促すミッションクリア型コミュニケーションツールです。今回は柏の葉イノベーションフェス実行委員会(幹事団体:三井不動産株式会社、一般社団法人UDCKタウンマネジメント)様が開催する「柏の葉イノベーションフェス2024」のイベントで「マイグル」を活用いただきました。リアルのイベントとデジタルの力がどのようにプラスの相互作用を生み出すのか、実際に利用いただいた結果から紐解いていきます。
目次
リアルの場で開催されるイベントの魅力をデジタルの力でさらに引き出す
10月26日(土)・10月27日(日)の2日間、公民学で連携し未来の課題解決型の街づくりを推進している千葉県柏市に位置する柏の葉スマートシティにて、“共創”から生まれるイノベーションを体感できる参加型イベント「柏の葉イノベーションフェス2024」が開催されました。
- プレスリリース:柏の葉スマートシティで“共創”から生まれるイノベーションを体感できる2日間!「柏の葉イノベーションフェス2024」開催(柏の葉イノベーションフェス実行委員会、三井不動産・UDCK タウンマネジメント、2024/10/11)https://www.mitsuifudosan.co.jp/letter/241011/
- イベント公式サイト:https://kashiwanoha-innovation.jp/
今回のように複数のコンテンツや企画を実施するイベントにおいて、主催者の課題として多くあげられるのが、参加促進と回遊性向上です。さらに課題を紐解いていくと、認知されていない・各ブース間のつながりが薄い・一過性の楽しみで終わるなど、様々な理由があげられ、効果的な手法が見つからないままとなっていることが多いのかもしれません。
その課題を解決に導き、イベントの魅力をさらに引き出すために、柏の葉イノベーションフェス2024(以下:イノフェス)では「マイグル」を活用してデジタルスタンプラリーを実施いたしました。「マイグル」はデジタルとリアルの場を融合し、人の行動変容を促すことができるミッションクリア型コミュニケーションツールです。ノーコードでクイックにアプリ開発が可能なため、デジタル化に踏み出したい企業様から多数採用いただいてきました。加えて、普通のスタンプラリー機能だけでなく、ユーザーにとってほしい行動をミッションとして提示することが出来るため、より効果的にイベントの参加促進・回遊性向上が可能です。また、デジタルであるため、カスタマイズの反映や実施結果をリアルタイムに確認可能となり、課題解決への近道となると言えるのではないでしょうか。
今回の「イノフェス」では、2日間にわたって住民の声を吹き込んだARスポット「TALKING CITY」、ビジネスアイデアコンテスト「ハツメイノハ」、企業展示といったコンテンツを、柏の葉スマートシティの7箇所で開催しました。複数箇所で実施するコンテンツの参加者による回遊促進を目指し、「マイグル」を活用したキャンペーンを採用いただきました。
- TALKING CITY:https://kashiwanoha-innovation.jp/specialcontents/
本キャンペーンは、イノフェスに来場された方全員が参加できるキャンペーンです。各コンテンツに参加してQRコードを読み取るとLINEミニアプリ上でスタンプを貯めることができ、用意されたチャレンジに沿ってスタンプを集めると「ガーデンホテル宿泊券」や「柏レイソルの観戦チケット」、「ららぽーと商品券」抽選券を獲得することができます。
本記事では、今回のキャンペーンを評価いただいた3つのポイントについてご紹介します。
登録不要ですぐに参加が可能!
QR読み込みだけで誰でもスタンプラリーが楽しめる
1つ目のポイントは、参加ハードルを下げる仕組みです。
昨今、参加者の傾向やニーズを把握できるデータを収集するために、アプリやデジタルサービスを参加者へ提供するイベントが増加傾向にあります。このようなイベントの参加者にとってネックとなるのが、アプリインストールや会員登録のような時間と手間がかかることです。実際に、アプリのインストールや会員登録が面倒で参加をやめたといったお声をよくお聞きします。
今回の「マイグル」を活用したスタンプラリーキャンペーンは、LINEミニアプリを用いて実施したため、アプリDLが不要かつ、会員登録も不要のため、QRコードを読み込むだけで参加が可能です。このようにネックとなる作業を省くことで、結果として多くの方に「デジタルスタンプラリー」へご参加いただけました。
今回実施したデジタルスタンプラリーの画面では、QRコードを読み込むだけで、トップページにアクセスができたり、スタンプを獲得したりできます。また、トップページにはイベントに関する案内なども掲載することが出来るため、デジタル上でイベント参加者を案内することも可能です。
今回は、複数会場を横断するキャンペーンのため、参加者の方がMAPやイノフェスに関する情報などにすぐアクセスできるようにしました。「マイグル」を活用することで、イベントやキャンペーンの特色に応じて、柔軟にキャンペーンを設計することが可能になります。
リアルとデジタルの相乗効果
2つ目のポイントは、リアルイベントをデジタルの力で後押しできる点です。
リアルイベントとデジタル技術は相互に補完し合う関係にあります。デジタルによってイベントの魅力を高められる一方で、その技術を最大限活用するためには、リアルの場づくりも重要です。
今回実施したデジタルスタンプラリーへ多くの方にご参加いただけた大きな要因は、来場者が参加したくなるような魅力的なコンテンツ設計です。街の玄関口「UDCK」の前にTALKING CITYのシンボル「TALKING TREE」が設置されており、コンテンツ体験をすることでデジタルスタンプラリーのスタンプが獲得できる設計にしました。結果的にデジタルスタンプラリーの参加入口の敷居が低くなり、他のスタンプを集めるきっかけとなったとのお声をいただきました。
デジタルとリアルの融合に関する、新たな挑戦についてもご紹介します。
インセンティブを提供する手段として、「マイグル」はデジタル上で抽選を行うことが出来る機能を持っています。一方で、今回は下記のような運用に変更しました。
・デジタル上では、抽選会の参加チケット配布を行う
・抽選自体はリアルの場で実施する
その結果、親子連れが多いイノフェスでは、親御様がデジタル上で抽選券を引き換える間に、お子様がリアルの場で抽選会に参加いただけ、盛り上がりに貢献することができました。
イベント主催者にとってリアルの抽選会の課題となる「集計の手間」を軽減し、リアルの場でくじ引きする体験を届けることで、デジタルとリアルがプラスの相互作用と言えるような事例となりました。このように、参加者の年代やグループ構成、イベントの性質によって最適だと考えられる形を提供すべく、キャンペーンの企画や開発を行っています。
なお、リアルで抽選を行うアイデアは、今回の主催者である実行委員会のご担当者様よりいただきました。日頃から住民の方に触れているからこそ分かることを教えていただくことで、「マイグル」で実現できる体験を広げています。
人・モノ・街をつなげるマイグル
3つ目のポイントは、人・モノ・街をキャンペーンにより「つなげる」ことができた点です。
イノフェスには主催団体が異なる複数のコンテンツが用意されています。そのため、親子連れなど一般の方向けの「ハロウィンイベント」や企業関係者向けの企業展示などが共存しており、それぞれのコンテンツの回遊性が低くなることが見込まれていました。実際は、企業展示であっても親子向けの内容が用意されていたりするため、主催者としては回遊性が低くなってしまう課題を解決したいと考えておりました。
この解決のため、デジタルスタンプラリーにより複数のコンテンツにまたがったチャレンジを設定することで回遊性を高め、結果としてキャンペーンに参加してくださった方の約5割の方が複数コンテンツに参加いただくなど、参加促進と回遊性の向上に寄与することが出来ました。
「マイグル」は「コンテンツの主催者同士」のつながりを深めるきっかけにもなったと評価をいただきました。施策を実施するプラットフォームとして共通のものを用意することで、準備の段階から会話が増えたことや、当日も他コンテンツへの案内などが促進されたとのお声をいただきました。「マイグル」がコンテンツ主催者同士の垣根を越えて「つながり」を作った事例であると言えると思います。
デジタルの力を活用することで、リアルの場で開催されるイベントの様々な魅力を引き出すことができます。今後も「マイグル」の利用価値を様々な事業者様と共創してまいります。
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