ギックスの社内勉強会2つをご紹介
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- POSTED : 2023.12.27 09:00
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こんにちは、ギックスのデータエンジニアの釣谷です。
ギックスでは、社員のスキルアップとコミュニケーションを目的とした社内勉強会が開催されています。
今回は、私自身が入社当時から日常的に参加しているギックス社内勉強会について紹介させて頂きます。
社内勉強会の目的
ギックスでは、社員の継続的なスキルアップと社内コミュニケーションの強化を目指しており、その一環として、「輪読会」と「技術共有会」という2つの勉強会を実施しています。
輪読会
輪読会は、毎週火曜日に夕方18時から30分開催されています。
輪読会のスタイルとしては、社員なら誰でも参加・テーマの提案ができ、各回で要約担当を割り当てます。各回では、最初に要約担当者が内容を説明していき、終わったらディスカッションを進めるというものです。
目的
この輪読会の目的は、主に3つです。
- 知識の共通化
例えばデータレイクという言葉が出てきた際に、「あの本に載っているデータレイクのことね!」と全員が同じ概念をイメージできるようにします。これにより、認識の齟齬を減らし、コミュニケーションコストを下げることができます。 特に共通化したい知識がわかるように Notion に要約をまとめて記録として残しています。 - 普段かかわりのない人とかかわる機会を設ける
当社は、フルリモートフルフレックス制を導入しており、オフィスで他部署の人と顔を合わせる機会が少ないです。 輪読会は部署の垣根を越えて、同じ本を読んで意見を交わす時間になるので、交流の機会としても有効です。 - 知識のインプット・アウトプットの機会を設ける
輪読会をするにあたり、本を読むというインプットと本を要約する・意見を述べるというアウトプットが必須になります。 数ある本の中から厳選された本で知識を身に着けつつ、要約や発表の練習にもなります。
輪読会の流れ
- 誰でもいいので輪読会で読みたい書籍を提案する
- ジャンルは、ビジネス書でも技術書でも好きな本を提案してよいです
- 要約の担当を割り振る
- 本の要約を担当する日付を割り振ります
- 業務の都合がつかなければ、必ずしも要約を担当する必要はなく、やりたい人がやります
- 当日までに本を読み、要約する
- 担当外の人もできるだけ本を読んでから輪読会に臨みます
- 当日は担当者が要約を共有し、その後参加者全員で内容についてディスカッションを行う
- 輪読会の様子は録画され、全社に共有されるので参加できなくても、録画視聴が可能
- 年に1回輪読会を振り返る
- 輪読会に参加していない人にもどんな活動をしているのかを伝えるために、年に1回その年に輪読会で取り上げた本について振り返り会を開いて全社に配信しています
これまで扱ったテーマ
輪読会の活動が始まって1年ほどですが、これまでに扱った書籍を簡単にですが、ご紹介します。
- 実践的データ基盤への処方箋〜 ビジネス価値創出のためのデータ・システム・ヒトのノウハウ
データ基盤を作成する上で気をつけるべきことが網羅的に書かれた書籍です。当社は、データインフォームドを掲げるコンサルティング会社ですが、エンジニア職とビジネス職間、もしくは、当社とクライアント間で、各種の言葉の定義が合わずコミュニケーションコストが上がることに悩んでおりましたが、本書は言葉の定義が細かく書かれており、かつ作者の豊富な実務経験を反映した実践的な内容となっており、データに関わる業務を担当するなら読んでおくべきテーマでした。 - ライト、ついてますか
問題発見の思考トレーニングになる書籍。各部にテーマがあり、テーマに沿った具体的な事例がでてくる。輪読会では、要約担当が事例を紹介し、参加者みんなが登場人物の気持ちになって読んで、問題について一緒に考え議論しました。 一見問題を解決する方法を見つけたように思えても、そもそも問題ってなんだっけ?と戻ったり、問題解決が新たな問題を生むという問題の連鎖について悩んだり、エンジニア職やビジネス職関係なく議論できる素晴らしいテーマでした。 - GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ
当社は、フルリモートフルフレックス制を導入しており、かく言う私も北陸から常時フルリモートで勤務しているのですが、この書籍は GitLab という世界最先端のリモート組織を例に、非同期コミュニケーションの効率を最大化するカルチャーを醸成する具体的な方法が、網羅的に書かれていました。 リモートワークが普及した世の中において、目を通しておいて損はない素晴らしいテーマでした。
技術共有会
技術共有会は、不定期に火曜日の朝9:00から30分開催されている技術関連の発表会です。
発表のスタイルとしては、とにかく気になるトピックがある人が簡単な資料を作って発表を行い、発表の後ディスカッションを行うというものです。
技術共有会では、メンバーがそれぞれの興味を持つ技術トピックについて発表します。たとえば、”Notion AIの効果的な活用法”や”ETLツールの比較分析”など、とにかく興味がわいたテーマでの開催から、実際の業務に役立つ知識の共有まで、様々なテーマで行われています。
目的
- 技術と知識の共有の促進
- 社員間で最新の技術動向やツールに関する知識を共有し、経験が豊富なメンバーから学ぶ機会を提供する
- 個人および組織全体のスキルアップと成長
- 発表者は、リサーチと発表のプロセスを通じて自分の知識や発表スキルを伸ばすことができる
- 聴衆は新しい技術やアイディアに触れることで学習の幅を広げることができる
- 多角的な問題解決能力の養成
- 新しい視点や技術を通じて、仕事上の課題に対する新たな解決策が見つかる可能性がある
- 異なる部署のメンバーとのディスカッションにより、多角的な視点から問題をとらえることができる
技術発表会の流れ
- 誰でもいいので技術共有会で発表したいテーマを提案する
- 技術発表会と名前がついていますが、特に制限はありません
- 開催の告知をする
- 発表者が開催日時をSlackで周知します
- 当日までに発表資料を用意する
- 発表資料の形式は問いません。パワポでもいいですし、Notion を使ってまとめてもいいです
- 当日は発表者が発表をし、その後参加者全員で内容についてディスカッションを行う
- 技術発表会の様子は録画され、全社に共有されるので参加できなくても、録画視聴が可能
実際に取り上げたテーマ
技術共有会は単発開催なので何かテーマがあればこれまでに開催したテーマは以下のような内容です。
- Google Cloud NEXT ‘22 共有会
- Google Apps Script (GAS) × Slackを使った業務の自動化・効率化
- リーダブルなコードを書きたいときに知ってると役立つ業務アプリケーションを構成する概念
- Notion AI の使い方
- Miro を使ったコードの設計
- Attlasian から Notion への移行
- Github Copilot の活用方法共有会
私自身も何度か発表を行っていますが、日々何となく情報を眺めているのと、発表するつもりでリサーチするのとでは、心構えや視点が変わってくるので、とても良いアウトプットの機会になっています。
終わりに
いかがだったでしょうか。ギックスでは、少数精鋭でスキルの高い人材が多いですが、それは元からスキルが高いだけではなくて、日々の業務や社内活動から新しい技術や知識を学び、それを業務に活かすことを実践している人が多いと感じています。
当社の行動指針の一つに「知識を共有し、組織に貢献する」というものがありますし、カルチャーにも「ラーニング・アニマル」と「高い好奇心」があります。ギックスメンバーには、行動指針やカルチャーを体現し、継続する人がいますし、そうした人たちが今よりもっと増えてほしいと思っています。(ギックスの行動指針やカルチャーに興味を持った方はこちらのページをご覧ください)
新しい領域や技術を楽しいと思える、そして自分のスキルアップにもつなげていきたいという考えを持っている方は、ぜひギックスにご応募ください。心からお待ちしております。
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