国勢調査編(2)~人口等基本集計に関する集計 その1~|統計データ徹底解剖
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本記事は、株式会社ギックスの運営していた分析情報サイト graffe/グラーフ より移設されました(2019/7/1)
国勢調査の第2表と第3表は基本的デモグラフィックデータ
統計データ徹底解剖シリーズ国勢調査編。第2回の今回からは国勢調査の各項目にスポットライトを当てて、各項目からどんな事がわかるのかをじっくりと解説していきます。
第2表 男女別人口及び世帯数
第2表はとても基本的な項目で構成されています。大きく分けて「人口」と「世帯」です。「人口」の内訳として「男性人口」と「女性人口」があります。
第3表 年齢,男女別人口(総年齢,平均年齢及び外国人)
内容に入る前に、第3表以降の国勢調査データを読み取る上で2つのルールを解説しておきます。
ひとつ目は表の構成についてですが、「人」についての項目については「男女別の内訳」が掲載されています(「世帯」に関する項目については当然ながら、男女別内訳の掲載はありません)。
ふたつ目は『(再掲)』という文字のつく項目についてですが、これは『(再掲)』の付いている項目はそれ以前に登場している項目に含まれている項目であるこ とを意味します。第3表を例に取りますと、「(再掲)15歳未満」と「0~4歳」「5~9歳」「10~14歳」の3項目の合計が一致するということを意味 します。
さて第3表の内容へと入ります。
第3表の最大の特徴は「各年代の内訳」が掲載されているということになりますが、「(再掲)」の中にある「外国人」という項目も見逃すことのできない重要な項目です(あまり目立たない感じでひっそりと紛れているのですが・・・)。外国人率はその土地の都市度合いや製造業従事者の構造を見る上でひとつの大事な指標になりますので、ぜひきっちりと活用していただければと思います。
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