re:Inventの歩き方 その1:英語力は技術力でカバーせよ! ~海外旅行レベル1の技術者によるAWS re:Invent 2015 参加レポート~
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re:Inventへの参加は、英語が殆ど話せなくても何とかなる!
米国時間の10/6~10/9の4日間、ラスベガスでAWS社主催のグローバル・カンファレンス「AWS re:Invent 2015」が開催されました。そこに、海外旅行3回目、英会話レベル1のAWSユーザーである、私(宍戸)が参加してきました。ここで経験した様々な事を、今回から複数回で連載したいと思います。この記事を読んで、次回のre:Inventに参加を検討している方の手助けになれればと思います。
AWS re:Inventとは
AWS re:Inventとは、毎年10月ごろにラスベガスで開催されるAWS社主催で行われる技術カンファレンスあり、AWSサービスの技術セッション、事例紹介、新サービス発表などの250を超えるセッションが開催されます。その中で、特にクラウドサービスのシェアが最も多いAWSの新サービスの発表は、来年のクラウドサービスのトレンドになる事が多く、技術者の興味の対象になっています。また、会場内にはAWSサービスに関係のある企業のブースなどが設けられています。
今年で4回目になり、今年の参加者は、概算で19,000人(うち日本人は500人)にもなり、毎年、参加者が増えています。
開催場所のラスベガスについて
そもそも、なぜラスベガスで開催するかと疑問があると思います。一説によると「AWS社(Amazon社)があるシアトルでは、10,000人を超えるような参加者を受け入れる施設の確保ができないため、ラスベガスで開催しているのでは?」というのものがあります。
「ラスベガス」という都市からイメージされる物は「カジノ」ではないでしょうか? 実際にその通りで、写真でも分かるように空港に降りた瞬間からカジノ一色です。
街中は、見渡す限りカジノだらけで、目がチカチカするようなネオン街になっています。しかし、観光地でもあるため、街は綺麗に掃除され、警備員も多く配置されていますので、安心感はあります。ある意味では、人が多く、キャッチ(呼込み)などが多い、渋谷や新宿より歩きやすいかもしれません。しかし、この観光地の中心で、AWSの技術カンファレンスが開かれているとは思えません。
イベント中の2日間はセッションの日本語の同時通訳が行われる
海外のカンファレンスに参加する際、一番、ハードルになるのが英語力ではないでしょうか? 私の英語力はというと、全くと言っていいほど話せません。英単語の組み合わせて、指さしで相手に意思を伝えるのが精一杯です。しかし、4日間のイベント開催中の内、基調演説(キーノート)とメインとなる2日間のセッションは、レシーバーによる日本語の同時通訳が行われます。ただし、セッションは、同時に行われているセッションの中で人気のある1つだけです。これらのセッションだけを受けるのなら、全く英語が分からなくても問題ありません。(レシーバーの配布場所は、日本人スタッフが会場で案内してくれます)
技術者なら英語は気合でカバーできる
今回、私は、同時通訳のセッションだけでは物足りなかったため、無謀にも、基調演説以外は、同時通訳のないセッションを受けてきました。
正直、辛かったです。しかし、技術的に特化した内容になると「ターゲットデータベース ??? コンバージョン ~」などのフレーズになるため、知っている技術用語が多く、なんとか付いていくことができました。また、詳しいスライド資料あるため、これを見ているだけでも、十分、知識にはなると思います。もちろん、英語を100%理解できればベストでしょうが、普段、英語の技術用語を使っている技術者にとって、英語の壁は、それほど高いものではないかも知れません。
次回は、re:Inventで行われた4日間のスケジュールから、「技術セッションの攻略法」についてご紹介したいと思います。
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