「Tableau(タブロー)」を使ってみた|利用頻度の高いグラフ作成② ~累積日次数値の対前年同月比較
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- POSTED : 2014.08.07 09:02
f t p h l
利用頻度の高いグラフを作成し、Tableauの操作チップスを紹介する
こちらの記事でご紹介したとおり、Tableauは感覚的に操作でき試行錯誤しながらグラフを作れる、自由度の高いソフトです。ただ「試行錯誤でき自由度が高い」という優位性のトレードオフのデメリットとして、いろいろできるがゆえに、作りたいグラフにたどり着かない作業ループに入ってしまうケースもあります。 そこで、この連載では、実務でよく使うグラフをTableauでどう作成するかを記録していきます。皆様が同じ目的のグラフを作る際に参照していただければと思います。またその作成方法を紹介する過程で、Tableau独自の操作方法や表現方法も説明していきます。 2回目の本日は、指標の「累積日次数値の対前年同月比較」のグラフをTableauでどのように作成するかを紹介します。
累積日次数値の対前年同月比較グラフの作成
作成するアウトプット
本日作成するアウトプットは以下のグラフです。緑の線が2011年7月の日次累積売上、赤の線が2012年7月の日次累積売上で、数字は日ごとの日次累計の昨年との差分となります。
利用データと設定
説明用のデータとして、前回の記事同様、Tableau社のWeb Siteで公開されているサンプルデータを利用します(こちらからダウンロード⇒http://community.tableausoftware.com/docs/DOC-5495)。このデータは2009年1月1日~2012年12月31日のスーパーマーケットの売上データです。 このデータが日次で更新されていると仮定して、現在2012年7月23日時点にいるものと設定します。ですので、今回利用するデータはサンプルデータから、2012年7月24日以降のデータを削除しています。そのデータを使って、2012年7月23日時点のの7月の日次売上の昨年同月比を作成していきましょう。
作成手順
今回もデータが読みこまれた状態からスタートします。最初の手順は前回の月次売上の昨年同月比を作成する手順と同様で、まず左のメニューから「受注日」を列に、「売り上げ」を行にもっていきます。この作業で年ごとの売上推移のグラフができます。
今回紹介した作業からのTableau操作チップスのまとめ
今回はTableauでの、累積日次数値の対前年同月比較のグラフの作成方法を紹介しましたが、その中で出てきたTableau独特の操作方法は以下の通りです。
- 特定月だけのデータを使うには『フィルター』を利用
- 累積のグラフを作成するには『表計算』の『計算タイプ』の中から『累計』を利用
これらの作業も慣れてくると直観的に操作できるようになってくると思いますので、ぜひTableauの操作方法に慣れていってください。
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